【FAANGよりWPPCK?】生活必需品セクター株(ディフェンシブ株)をすすめる理由

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【FAANGよりWPPCK?】生活必需品セクター株(ディフェンシブ株)をすすめる理由

一年前よりFAANGと呼ばれる5銘柄が世界のトップとして、君臨していました。

投資家は急激な売上高の伸びやユーザー数の伸びを好感し、

たった12ヶ月でFAANGの株価は52%も上昇ししました。

FAANGは、米国のハイテク業界で優位的な地位を占めるIT企業5社のことをいいます。これは、2017年頃から米国の投資家で使われるようになった造語で、

  • Facebook(フェイスブック)
  • Amazon(アマゾン)
  • Apple(アップル)
  • Netflix(ネットフリックス)
  • Google(グーグル)

以上の5社の頭文字をつないだ呼称となっています(既にあったFANGに、Appleを追加)

また、WPPCKと呼ばれる銘柄群がありますが、

たばこを除く生活必需品関連銘柄の大手5社の事で、

下記5社の頭文字を繋いだものとなっています。

  1. ウォルマート(WMT)【小売】
  2. P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)【日用品】
  3. ペプシコ(PEP)【飲料】
  4. コストコ・ホールセール(COST)【小売】
  5. コカ・コーラ(KO)【飲料】

経済が悪くなると、通常、株価は下落しますが、生活必需品関連株は不景気になっても飲料や日用品は人々にとって必要ですので、景気動向に業績が左右されにくい傾向にあります。

株価が乱高下しやすい市場ではディフェンス銘柄を選ぶことにより、暴落時のリスクを削減することができます。

しかも、最近の1年間を見ると、FAANGの上昇率が5.7%だったのに対し、WPPCKは27.1%上昇しております。

このように、守りに強いと言うことは、結果利益を得ることにつながります。

勝負の世界では、攻撃は最大の防御なりという言葉がありますが、投資の世界では防御が最大の攻撃となります。

下落相場のプロテクター

ディフェンシブ株は配当が安定しています。

配当が安定していることは、投資家にとって市場が下落相場でもあっても、狼狽売りをすることが少なく、結果的に、暴落し辛くなります。

これを下落相場のプロテクターと言います。

また、暴落すると配当利回りが高くなり、結果さらに魅力的な銘柄となります。

無配当の企業であるアルファベット(GOOGLE)などは、暴落時でも無配のままですので、高配当銘柄と反対に魅力は無くなってしまい、結果さらなる下落を生み出します。

ディフェンシブ銘柄を買うなら?

私が個人的に思うのは、

①コカコーラ(KO)

②P&G(PG)

上記2点を買っておけば間違い無いかと思います。

コカコーラは世界的に認知度最強のブランドで、投資の神様 ウォーレンバフェット氏が敬愛する株でもあります。

消費者独占型企業と呼ばれ、ブランド力によりシェアを奪われることはそうそうありません。

配当も3%と57年連続増配(2019年2月21時点)を達成しております。今後も長期的に見て、ほぼ間違いなく利益を出していくでしょう。

P&G(PG)も同様に日本でも馴染み深く、株価は長期的に緩やかに上昇しております。

過去128年間配当を続けており、62年連続増配しております。

不況、戦争、干ばつなどいかなる逆境の中でも利益を生み出してきた優良ディフェンシブ株です。

また、ゴールドマン・サックスは下記の通り報告しています。

「P&Gのような世界的な必需品メーカー株は流動性が高く、ポートフォリオに加える価値がある。また同株が一般消費財セクターの大型株の中でアンダーウェイトとされていることも加味するべきだ」

終わりに

ディフェンシブ銘柄の上昇は、売上高増加によるものではありません。ディフェンシブ銘柄のパフォーマンスは穏やかですが、安定的であるという強みがあります。

ポートフォリオの全てをディフェンシブ株にする必要はありませんが、組み込むことは決してリスクヘッジして悪く無いはずです。

これらの株は超長期(30年以上)保有し、配当によるインカムゲインで資産をゆっくりと、そして、確実に増やしていきましょう。

以上

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