NISAは資産運用で出た利益を非課税で受け取れる制度のことです。
2022年12月16日に与党税制改正大綱(年末に、政府が来年の制度が見直され改正されることをまとめたもの)により、NISA制度の改正が発表されました。
珍しく制度が大幅に改良されますので、いままでに旧NISAを使用していた人も、使用していなかった人も今回の改定の知識を得ることで周囲の人と差をつけましょう!
新NISAの概要(現行NISAとの比較)
引用元:自民党(与党税制改正大綱)https://www.jimin.jp/news/information/204848.html
引用元(金融庁)https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/index.html
現行NIAS(旧NISA)と新NISAとの比較は下記の通りとなります。
上記だけでは、どのように変わったのかわかりにくいので、改良されるポイントを解説いたします。
結局なにが変わるのか
- 年間投資額が増額される
一般NISA120万円/年 → 新NISA 360万円/年(内 成長枠240万円)
つみたてNISA40万円/年 → 新NISA 360万円/年(内 成長枠240万円)
- 生涯投資枠が増額される
一般NISA600万円 → 新NISA 1,800万円(内 成長枠1,200万円)
つみたてNISA800万円 → 新NISA 1,800万円(内 成長枠1,200万円)
- 非課税保有期間が延長される
一般NISA 5年間 → 新NISA 無期限
つみたてNISA 20年間 → 新NISA 無期限
- 売却すると投資枠が復活する
現行NISAでは、保有商品を売却することによって空いた投資枠が復活することはなく、再利用はできません。新NISAでは再利用が可能となります。
投資枠が復活するということは、ライフスタイルの変化などで、まとまったお金が必要になったタイミングで引き出すことが可能なので、今まで以上に柔軟な取引が可能です。
- 本制度の恒久化
2024年からNISA制度が恒久化されます。つまり期限を気にせず投資ができます。
これは長期投資の優位性を活かした資産運用ができるということです。
結論:2024年から始まる新NISA制度はめちゃくちゃ使える!!
結論として新NISAは間違いなく使える新制度です。
特に非課税保有期間が無期限になること、売却すると投資枠が復活することの2点は大きな改善となります。
新NISA制度になるとメリットが多くデメリットは無いと言ってよいでしょう。
まとめ
2024年に始まる新NISAは、非課税対象や非課税投資枠が変更され、これまでのNISAよりも内容が複雑になることがわかります。
前述したとおりメリットばかりで特にデメリットも無いように思いますので、使わない手は無いでしょう。
現在投資を全くしていない人は、2024年から始まる新NISAから始めるのではなく、2023年からつみたてNISAを始めてみましょう。
難しいように感じますが、学校の勉強や会社での仕事よりも遥かに簡単です。
もしかしたら、新NISA制度が始まるということは、その分詐欺まがいの手法も現れるかもしれません。
そして何より私が気にしているのは、政府がここまで大盤振る舞いをした改善を行うということは、増税への布石かもしれません。
NISA以外の口座では、2023年 現時点で株式の売却時に税金20.315%が掛かります。このあたりが増税するのではないかと睨んでおります。
もし増税があったとしてもやることは決まっております。もくもくと積立投資を行っていくことです。それが、結局のところ最強の投資手法だと確信しております。
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